植生学会第24回大会 弘前大会(エクスカーション)

概要
エクスカーションは,世界自然遺産にも登録され,国内有数のブナ林が残存している白神山地で3コースを用意しました.白神山地では公式の遊歩道が限られていることから,いずれも,例年のエクスカーションと比較した場合に定員が少ないことをご了解いただいた上で,早めの申し込みをお願いします.定員を超えた場合は先着順とします.
また,参加人数の都合によっては,コースの変更をお願いする場合もあることをあらかじめご了解ください.
Aコース:(十二湖地区)日帰り 定員25名
このコースでは,日本海側に位置し,江戸時代の大地震による山体崩壊によって川がせき止められたことによって成立した十二湖の周辺に残された森林をめぐります.世界自然遺産地域外ではあるものの,ブナ林を中心に状態の良い森林が残されており,景勝地として親しまれています.地震やそれ以降の地表変動の痕跡を観察することも可能であることから,地形の専門家による解説も予定しています.このコースでは,一般的なハイキング,トレッキング程度の服装をご準備ください.
Bコース:(暗門地区)日帰り 定員25名
弘前側の世界自然遺産入り口に相当する暗門地区で,世界遺産緩衝地域内のブナ林に設置された一般の遊歩道をたどります.古くから地元西目屋村の里山として利用されてきたブナ・ミズナラ二次林が主体ですが,一部には状態の良いブナ林も残されています.このほか,河畔にはサワグルミ林,やせ尾根にはキタゴヨウ林なども分布しています.また,白神山地を代表する景勝ポイントである暗門の滝をめぐる河畔の歩道も,通行可能であればご案内する予定です.このコースでは,一般的なハイキング,トレッキング程度の服装をご準備ください.
Cコース:(高倉森コース)日帰り 定員15名
Bコースの近隣ですが,暗門地区と弘西林道途中の津軽峠との間を結び,世界遺産緩衝地域のふちをたどる尾根筋に設定された高倉森歩道を歩きます.出発点となる津軽峠からは,白神山地の最高峰である向白神岳を含む,世界遺産地域の全貌が眺められます.途中には状態の良いブナ林が残されており,弘前大学が中心となってモニタリングしている固定調査地もご案内する予定です.また,江戸時代後期にこの地を訪れた大旅行家,菅江真澄のたどった道の痕跡などもあるコースです.なお,このコースは,アップダウンが厳しい尾根歩きの本格的な登山コース(標高差約550m,一般的なコースタイムでは下りで約2時間)となりますので,服装(雨具と防寒具を含む)と登山靴など,各個人が通常に用いている登山用具等が必須です.
注意事項
いずれのコースも,集合は弘前大学文京町キャンパスの正門となりますが,コースによって出発時間が異なる予定です.帰路については,バスで移動するAコースとBコースでは現地での観察終了後にはJR弘前駅を経由し,JR新青森駅までお送りする予定です.ジャンボタクシーで移動するCコースはJR弘前駅で解散します.詳しい内容は変更もありえますので,具体的な日程等については改めて大会ホームページ・プログラムでお知らせいたします.続報にお気を付けください.