植生学会第22回大会 沖縄大会(エクスカーション)

概要
エクスカーションは沖縄県国頭郡国頭村の「やんばる」を中心に日帰りで行います。
沖縄島北部3村(大宜味村、国頭村、東村)の山地は、「なだらかな山が原っぱのように繋がる」ということで北緯26度、東経128度付近の広範な一帯を「やんばる(山原)」と称します。沖縄諸島で森林が最も広く分布する沖縄島北部山岳域やんばるは、沖縄島の島軸北東から南西方向に連なる小起伏山地を根幹としてそれを囲む丘陵(段丘)で構成されます。

沖縄大会のエクスカーションでは、与那覇岳(海抜503m)を主体とする与那覇山地(尾西岳(海抜272m)、西銘岳(海抜420m)、照首山(海抜395m)、牛首山(海抜457m)、与那覇岳(海抜503m)、伊湯岳(海抜446m))界隈を巡ります。この地域の山地は、降雨量が多く温暖な亜熱帯海洋性気候であり、亜熱帯降雨林といわれる亜熱帯常緑広葉樹林が広がっています。やんばるの山地で最も広い面積を占めるのは、イタジイやオキナワウラジロガシなどのブナ科の樹木です。他には、イジュ、イスノキ、タブノキ、ヒメユズリハ、コバンモチ、シバニッケイ、ナカハラクロキ、アデク、タイミンタチバナ、モッコク、リュウキュウモチ、ホソバシャリンバイなどで構成される常緑広葉樹林で占められ、リュウキュウマツ、イヌマキの針葉樹も生育しています。


やんばるの山地は地理的な位置とともに、島嶼であり、島の成立が古く、樹木や植生を支える土壌の性質や山地の地形、地質が複雑かつ多様であることが豊かな植物相を育む大きな要因のひとつです。とくに、固有種,固有亜種も多く、北方系と南方系の植物種が混在し、より南方系の要素をもった植物の種の多様性の高い地域で複雑な植物組成であることが特徴です。


植生のご案内は、この地域の植物を知り尽くしたNatural,Ecology,Okinawa NEO (ネオ)代表の大宜見 浩(おおぎみ ひろし)さんにお願いしています。NEOは、沖縄をフィールドに自然環境調査(植生調査・植物相調査・哺乳類・鳥類・爬虫類・両生類・魚類など)、環境アセスメント、生態系調査・解析、環境計画に関する調査・解析を業務とする専門家集団です。


当日の集合は沖縄都市モノレール(ゆいレール)「おもろまち駅」前に8時、解散は17時に那覇空港国内線の予定です。時間変更などもあり得ますので、その都度、続報でお知らせいたします。